Crushed stone 砕石について

石が掘り出されるまで

  • STEP01

    山を切り崩す

    山を切り崩すため発破をしかける。(穴をあけて火薬をつめる)

  • STEP02

    岩を小割りにする

    トラックで運べない大きな岩を小割りにする。

  • STEP03

    プラント(工場)へ運ぶ

    原石をトラックに積み込み、プラント(工場)へ運ぶ。

  • STEP04

    仕分け

    原石を砕き、種類別に分ける。

  • STEP05

    貯蔵する

    分類された骨材(コンクリート用砕石・砕砂、路盤材、割栗石、バラスト等)を貯蔵する。

  • STEP06

    工場・現場へ輸送

    アスファルト合材工場やコンクリート工場などに運ばれる。
    道路の路盤材や鉄道のバラストになるものは直接工事現場へ輸送。

製品の種類

  • 割栗石

    200mmから50mmの間の砕石

  • 5号

    20mmから13mmの間の砕石

  • 4020

    40mmから20mmの間の砕石

  • 6号

    13mmから5mmの間の砕石

  • 2005

    20mmから5mmの間の砕石

  • 6号

    5mmから2.5mmの間の砕石

どのように役立っているのか

砕石はどのように役立っているのか

なぜ石が良いのか

代わりのものではいけない理由

昔の日本人は、「紙と木でできた家に住んでいる」と言われたものです。今では木造の家にと住んでいる人の方が少なくなってきました。木や紙に代わって土木・建築に使用されたのが、セメントと砂利と砂利を水で混合したコンクリートです。河川砂利の採取が禁止された現在では、砂利の代わりに砕石が使われるようになりました。このため、ますます砕石産業の需要が高くなってきたと言えます。

コンクリートの特長

強度 骨材の強度に左右される
耐久性 化学変化をしない
施工性 打ち込みやすく、材料が分離しない
経済性 材料費が安価である

採石の際、
住民に被害はないのか

  • 粉じん対策

    沿道の住まいなどに粉じんをまき散らさないために、次のようなことを行います。

    • 設備や機械における防じん装置の設置
    • 事業所内路面の整備と散水
    • 過積載の防止
    • 積荷カバーの徹底
    • 車両洗足設備の設置
  • 水質汚濁対策

    河川や池、湖沼を汚さないために、次のことを行います。

    • 沈殿池、沈砂地の設置
    • 排水の水質を監視
    • 事業所内の緑化
  • 騒音・振動対策

    作業場や道路からの騒音を少なくするために、次のことを行います。

    • 事業所内の防音、防振設備の設置
    • 適正な運行速度の徹底
  • 交通事故防止対策

    交通事故を防ぐために、次のことを行います。

    • 事業所内の防音、防振設備の設置
    • 適正な運行速度の徹底
  • 環境にやさしい伐採

    環境保全を最優先に考えて取り組みます。

自然を大切にします

採石区域を設定する際に開発予定地の生物相を調査し、貴重なものや自然性の高いものには抵触しないように努めます。また、これらの周辺には緩衝地帯として一定幅の林を残すようにします。

  • 伐採によって林緑になったところでは、風や日照の侵入を防ぐための低木群落の造成を積極的に行います。
  • 終掘面を早く出し、土地にあった種を中心に、活着のよい種を選んで、早期緑化を行います。
  • 平地の緑化に関しては、自然性の高い森林の形成を目標としています。また野鳥のために実のなる木の導入も行い、生物相豊かな森へと再生します。

景観への配慮

採石は、大きな斜面を一時的に裸地にしますが、その面積をできるだけ小さくし、緑化法を工夫することによって眺めを良くするなど、景観に配慮します。

  • できるだけ人の目に触れないところを選んで行うように配慮します。
  • 一度に大きく崩さないようにし、切羽面は常に最小限に止めます。
  • 終掘面は緩配にして、できるだけ早く出します。景観を整え緑化を行いながら進みます。
  • 上部から等高線に沿ってベルト状に採掘し、次第に掘り下げてい きます。(スライスダウン)
  • 終掘面には、早期に緑化できる品種を選びます。また、壁面を這う ツル植物を利用するとともに、ベンチを広くとり、高木種が繁茂できる空間と土壌づくりを行います。

石を採った後、
災害を生まないのか

災害対策

砕石場とその周辺の環境保を考えるとともに、災害を防ぐため次のような対策をとっています。

崩壊・地滑り対策

  1. できるだけ人の目に触れないところを選んで行うように配慮します。
  2. 一度に大きく崩さないようにし、切羽面は常に最小限に止めます。
  3. 終掘面は緩配にして、できるだけ早く出します。景観を整え緑化を行いながら進みます。
  4. 上部から等高線に沿ってベルト状に採掘し、次第に掘り下げてい きます。(スライスダウン)
  5. 終掘面には、早期に緑化できる品種を選びます。また、壁面を這う ツル植物を利用するとともに、ベンチを広くとり、高木種が繁茂できる空間と土壌づくりを行います。

石を採った跡地の利用方法

跡地はこのように利用

跡地は、開発前の状況に復元することが原則です。山間部に平坦地ができますので、有効利用には様々なものが考えられます。もちろん、法的規制を遵守することを大前提とします。

自然とのふれあいの場

質・量ともに一定以上の緑地を残すこととし、周囲の自然環境と同化するような緑地構成とします。

  • 散策の森
  • 野鳥の森
  • 自然教育林
  • 森林文化圏
  • ウッドクラフトセンター

地域住民の利用

都市基盤整備に必要不可欠の砕石ですが、地元住民の理解と協力があってこそ開発できるものです。だからこそ、跡地は地元住民に還元できる施設づくりに努めることが大切だと考えています。

  • 町民保養・コミュニティーセンター
  • 郷土博物館
  • 公園
  • 野菜、薬草園

県民のレクリエーションの場

新しく生まれた大規模な平地、斜面を利用して、県民のレクリエーションの場とすることも考えられます。

  • 総合運動公園
  • テニス場・野球場
  • ミニゴルフ場
  • ゲートボール場
  • 野外音楽堂

土地施策の補助として

平地の利用は都市でなくとも過密になってきており、新たな平地の出現は非常に魅力的です。地方の活性化を念頭においた利用方法も考えられます。

  • ベッドタウン化
  • 県民福祉施設の建設
  • 教育、文化施設、研究所などの設置
  • 企業誘致